日野市の司法書士。その妻の独り言

先日、相続のご相談があり、クライアント・Ａさまが当事務所へいらっしゃいました。

亡くなった方を最期まで面倒を見て、看取られたとのこと。
数々の事情から二十人近い、相続人がいることがわかりました。

しかし、相談者の方は「何も面倒も見なかった連中には何もやりたくない。
亡くなった人も私に譲りたいと思っていたと思う。」

これって、心情的にはとってもわかるんです。
一人暮らしのご親戚に優しく接してこられたのですから。

でも、法律上はどうなのでしょう？
二十人近い相続人の皆さんに判子をいただければ問題ないんですよ。
『亡くなられた方の財産を全てＡさんが相続します。』ということに納得していただいて。

ところがところが、これがすんなり行かないことのほうが断然多いのです！

ここに、もし、亡くなられたかたの遺言書があったとしたら。
もっと、事はカンタンなのです。

50歳を過ぎたら『仕舞支度』の一つとして遺言書の作成を考えられてはいかがでしょう？
自分が亡くなったあと、残された方達の心の平和のためにもご一考の価値はあると思うのです。
もちろん、司法書士も遺言書や遺言執行のご相談にも応じることができます。
気軽にお問い合わせくださいね。


果たして、どれくらいの時間が自分に残されているかはわかりませんが
『終わりよければ全てよし。』としたいものです。

[3回]

先日、あるご夫婦が事務所へいらっしゃいました。
お二人ともカードローンを抱えてらっしゃって。

奥様は数社分を先日一本（銀行系）に変えて利息も法定のものとなりほっと一安心。
旦那様は数社に残高があるとのことで小一時間ほどご相談。
 
ところがところが…。
ご主人様は当然、債務整理をしましょう。という流れでしたが
奥様のお話もよくよく聞いてみると、なんと過払い案件の様相。

奥様は俗に言われる『おまとめローン』というものに変更したのです。
しかし、ここが穴！
『おまとめ』した金額はあくまでも『グレーゾーン金利での残金の総額』なのです。
つまり、その金額自体が払いすぎている残高であるということ。
伝わっていますか？この意味。

結果、数社を引きなおした時点で、ご夫婦で1千万円近くの過払い金があることが判明しました。
 
各、カード会社はもはや力尽きる寸前です。
皆さんもご存知のように、武富士は力尽きてしまいました。
でも、その武富士さえももしかしたら、今すぐならどうにかなるかもしれない！！
 
カード会社から5年以上前にお金を借りて、コツコツと返済を続けていた方なら戻る可能性はありますよ。

身近な司法書士さんに相談してみてくださいね。

[3回]

今日は、私だったら司法書士のココをみて選ぶな～。という目線で書いてみます。

事務所を訪問します。
内容にもよりますし、後々仕事を頼むかどうかでも違ってきますが
基本的に相談料は有料ですから、事前に確かめておきましょうね。

私の話をちゃんと聞き取ってくれているか？
その際、

※　費用の事を明確に説明してくれる。
※　時には、あなたが思ったとおりに解決できない場合があることも説明してくれる。
※　解決方法が一つではないことや、あなた自身で出来ることを教えてくれる。
※　違うジャンルの専門家が必要であれば紹介してくれる（税理士さんや土地家屋調査士さんなど）。
※　難しい法律用語を汎用せずにわかりやすく説明してくれる。

なんて所が要チェックですね。

同時に話をしながら、事務所内をチラッと見てみましょう
他のクライアントさんの資料とかが、見えるところで広げられていないか？
重大な個人情報を打ち明けるのですから、そのあたりが緩いと怖いですものね。

後はあなたがその先生と話していて居心地が良いか？
これが結構、一番重要だったりするのかもしれません

[4回]